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かつて北陸本線の代表列車として君臨していた特急「白鳥」「雷鳥」です。1986年頃から2003年までの姿です。
北陸新幹線の延伸開業まで関西都市圏から北陸・上越・東北地方を結ぶ北陸本線において、特に需要の高い金沢・富山へのアクセスのために非常に多くの列車が運用されていました。その中でも名門特急「雷鳥」では国鉄の生み出した万能特急485系が多く活躍していました。
1989年に速達便として独立・発展した「スーパー雷鳥」が登場すると、補完列車としての意味合いが強くなったものの、新潟まで足を延ばす列車も設定され、「サンダーバード」の登場後も関西と北陸信越を結ぶ役目を担ってきました。
「白鳥」としては1997年に使用車両がJR東日本の上沼垂運転所から京都総合車両所に変更されたため、JR西日本の国鉄色の485系が運用につき、青森まで西日本の車両が足を延ばすとここなりました。
1997年までの向日町所属の485系の編成は、両端の先頭車の形状が揃っていないことが多かったのですが、白鳥の運用に付いた際にはこれを改め、ボンネット先頭車・拳骨顔こと貫通非貫通タイプの先頭車に揃えられることとなりました。
編成には古き良き485系の車両が使用され、当時数少なくなった原型のグリーン車サロ481形が使用され、初期仕様のキノコ形クーラー搭載車も健在でした。
白鳥は繁忙期には2両増結されることも多く、11両というJR化後の編成としては長いものも見られました。
2001年に白鳥と新潟雷鳥の運転が終了してしまい、大阪と金沢の区間運用が主となりました。また、編成の変更も行われて、再び両端の揃わない編成が復活しました。
しかし2003年にボンネット先頭車の連結が廃止され、スーパー雷鳥からしらさぎに転身したパノラマグリーン車の編成が雷鳥の運用につき、同時にサロ481の運用も終了。雷鳥は2011年まで新しい編成での運転となりました。
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