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巨大アクリルケースを自作して、その中に自走式立体ヤードを作りました。まだ試作、試運転段階ですが、特に脱線もせず、どの編成も円滑に自走出入りできています。
レールはトミックスのファイントラックを使用し、ループ部分はC280カーブレールと30度ポイント等を組み合わせて作りました。
立体ヤードは各階5cm間隔ですが、道床付レール本体の厚さ(約6mm)とレールを支えるビスを含めると実質の有効高は3.9cmしかないため、パンタグラフを上げての走行は諦めましたが、勾配は3%弱くらいなので、長大編成でも問題なく上れます。
巨大アクリルケースは、デイツー等で扱っているSUSのS-Funアルミフレームに、はざいやで注文したアクリル板を張り付けて、正面のアクリル引き戸もホームセンターの戸車とアルミレールを用いて自作しました。
ヤードは当初、木材に釘をさしてレールを支えようとするも、精度が出せず失敗したので、結局これもアルミフレームに長いビスを取り付けて、ビスでレールを支える形で作りました。レールの掃除を考えると、どうしても片持ち式にしたかったので、結構苦労して1年近くかかってようやく形になった感じです。
まだ製作途中なので、これからヤード手前の散らかっている部分をジオラマにして、ヤードも16階建てにします。本線は、アクリルケースの左右から線路を伸ばして部屋を一周する壮大な計画です。
直近の課題としては
・地震、転落対策
縦に数本のロープを張って、アーノルドカプラー車はTN化する事で転落防止。
・列車を止めると動力車下の直線レールが時間とともにたわむ
追加でアルミアングルを道床レールの下に敷いて強化。
よくある質問
・脱線したとき転落しないの?
電車気動車編成では脱線自体が今のところないのですが、客車15両以上を機関車1両でループに入れたら、さすがに脱線転落しました。脱線防止にはカント付レールを用いて上りは推進運転すれば安定すると思いますが、費用面から実行する予定はありません。
・ループ内でカプラーが自然解放されたら大事故になりそう
ウチでは客車列車を全てカトーナックルカプラー化していますが、自然解放が多いので、ループ内は機関車が下側にくる運転を原則としています。トミックスの電車気動車については解放されにくいTNカプラーへの交換を進めています。
・ホコリ対策は?
このヤード全体が実は巨大なアクリルケースの中です。ケースを開けるのは原則としてメンテナンスのみで、運転は外部のコントローラーのみで行います。今回、撮影時にケースの引き戸を開けてますが、今後はテープLEDで照らして、外からでもよく見えるようにする計画です。
・地震対策は?
現況まったくできてませんが、アクリルケースの中にさらにアクリル板では列車が見えづらくなり、レール掃除にも支障が出るので、それらと両立できる方法を模索中です。今のところ、数本のロープか棒を縦に設置して、転落だけは免れるようにしようと思ってます。
・最後のオレンジと緑の電車はNゲージ(1/150)じゃないだろう?
HO(16番)ゲージ(1/80)で、トミックスの東海道線113系です。ここでは動力車2両を含む6両編成ですが、グリーン車2両を含む11両編成で所有しています。